2000/05/26 (金) 04:12:05      [mirai]
精子の成分
     1.アルギニン
     精子には必須アミノ酸の一つであるアルギニンという蛋白質が多く含まれ
     ています。アルギニンは精子の頭の部分を形成する主要成分であり、精子
     の固形成分の75%を占めています。アルギニンは精子の原料で、元気な
     精子を作るのに欠かせません。また、筋肉組織を強化し、精神・肉体を機
     敏にさせます。

     2.レシチン
     精子にはアルギニンと共にレシチンが多く含まれています。レシチンは脳
     の働きを良くし、精力を倍増させます。身体の中で不必要な脂肪を分解
     し、排泄してくれる働きがあります。おなかの脂肪がレシチンを摂取して
     ウエストが細くなるらしいです。また、レシチンの排毒洗浄作用は美容に
     もイイらしいです。ニキビや肌荒れなど肌のトラブルの原因は、便秘など
     によって腸内に滞留している排泄物を食べて繁殖した腐敗菌が毒素を作
     り、それが血液中に吸収されて起こります。レシチンは毒素を腎臓や肝臓
     といった処理工場に送り、体外へ排泄してくれます。

     3.DHA(ドコサヘキサエン酸)
     DHAは脳の主要構成成分ですが、精子にも含まれています。DHAの効
     能は記憶学習機能、健脳機能、視力低下の抑制作用、制ガン作用、コレス
     テロール低下作用、抗アレルギー作用、抗糖尿病作用などです。

     4.亜鉛
     亜鉛は精液中に多量に含まれるために、オナニーを始める年頃の男子は不
     足しており、13~14歳の男子は全年齢中一番亜鉛が不足しているとさ
     れている。亜鉛は鉄に次いで人間の体に必要な金属(必須微量金属)の一
     つで、精子をつくるのに欠かせません。また、男女生殖機能への働きは際
     だっており,俗にセックス・ミネラルと呼ばれるくらいです。亜鉛は一回
     の射精で1~2mgも失われてしまうため、不足すると精子の数が減り、精
     力が大きく減退します。亜鉛の推奨摂取量は成人で1日15mgとされてい
     ます。身体の成長のもとになる蛋白合成に欠かせないので、粉ミルクの含
     量は2~6mg/リットルとされています。

     精子のデータ
     精液の量 3ml(3cc)
     精子数   2億5300万(成人男性の1回の平均)
     射精直後 粘り気がある粘液
     30分後  さらさらに液化する
     カロリー  卵の白身と同程度と考えるのが妥当に思います。

     精液の成分
     精液の中には、これまで分かっているだけでも80種類ぐらいの成分があ
     ります。(まだまだ発見されていない成分もあると思われます。)
     アルブミン、グリコプロティン、グロブリンなどの蛋白質、クエン酸、ナ
     トリウム、カルシウム、燐、亜鉛、ビタミンB12、それに各種の酵素、
     スペルミン、テストロン、エストリオール、酸性フォスファターゼ、そし
     てあのねばっこい感じはムチン。最近発見されたのはセミプラスミンとい
     う物質の殺菌作用。抗生物質よりも効くといわれて注目されています。

     その他
     精液が体内に入ると、女性の側の免疫メカニズムが働いて精液抗体という
     のが出来るそうです。これがほどよく女性のホルモンの分泌を促して、健
     康にする効き目があるそうです。