演歌歌手の原田悠里（４５）が２５日、東京・新宿区の早大教育学部で特別
講師を務めた。 

　原田が一日講師になったのは、「児童文学Ｂ」（北川幸比古講師）の授業。
鹿児島大教育学部声楽科卒で、横浜市内の小学校で教諭をしていた経験に加
え、すでに同大での授業も３度目とあって、堂々とした“先生”ぶりだった。 


　授業の冒頭にまず、昨年のＮＨＫ紅白歌合戦初出場を報告し拍手を受けると
「デビュー１８年かかってやっと出られた。皆さんも好きなことがうまくいく
とは限らない。けれど、あきらめないで頑張ってほしい」と訴え、１０日発売
の新曲「夢ひとすじ」をＰＲした。 

　講義のテーマは「歌手、原田悠里は何を歌い、子供たちに何を渡すか」。
「子供たちと接点があるとすればそれは歌。童歌や叙情歌の大切さを訴えた
い」と弾き語りで童謡６曲を披露した。今秋には３回分の講義をまとめた「原
田悠里　早大講義録」（仮題）を出したいという。 

　★ヒロスエの姿はなし 

　早大教育学部といえば、タレント・広末涼子（１９）が在籍。昨年は同講義
を履修しており、同１０月に原田が講義をした際は欠席した。今年も原田サイ
ドは、広末側に講義の件を伝えたが、学生の中にその姿はなかった。 

[サンケイスポーツ2000年5月26日]