2000/05/27 (土) 03:02:57      [mirai]
野村チン説「好投手は早漏」 


                              ヤクルト・野村監督=写真=が好投手の条件の一つとして新たな珍説を披露。投手として望ましいのは「早漏」というのだ。今やツバメ
                             軍団の大黒柱として開幕戦の予告先発さえ言い渡されている石井一と、今季から先発への復活が決定している元守護神の伊藤智、そ
                             れにプロ入り3年目で、先発陣の一角入りが期待されている気鋭の若手の宮出の3人が、そろって目の覚める速球をキャッチャーミットへ
                             とたたき込んでいた。

                              野村監督は、チームの宝で今季の勝負の行方を左右するこの3人の投球を目を細めて見学していた。だが、その口からポロリと出てき
                             たのは、「宮出の投球を見ていたら眠くなってしもうたわ」とのお言葉。

                              すでに実績のある石井や伊藤が快調なテンポでポンポンと投げていたのに対し、両エースに挟まれていた宮出の場合は、大先輩に遠
                             慮をしていたわけではないのだろうが、一定ではない独特の間がある投球スタイルだったから、という。

                              さらに、野村監督は宮出がそうした投げ方になる理由について、「へんなとこにいくんじゃないかとか、いろいろ、心配しながら投げとる
                             からやろうなぁ」と得意の野球心理学で分析。

                              一方、石井や伊藤のような実力派の心理については、「つまりな、あの2人は投げるのが好きでな、次から次へと早く投げたくってしよう
                             がない。いうなれば早漏や。前戯なんてどうでもいい。もう早く、ブチュブチュ行きたくってしようがないんや」と、わかりやすく解説してくれ
        た。

         ちなみに、野村理論によると、石井や伊藤が本当に早漏か、その真偽は別として、この2人が早漏だというなら、宮出は遅漏ということになる。記者にしてみれば、
        何ともうらやましい限りなのだが…。