2000/06/10 (土) 23:50:05      [mirai]
西日本新聞より
全員全打席バントで敗戦 県中体連決勝 苦渋の選択 
「全国予選出たい」出場辞退許されず 大分の中学軟式野球部
 七日に行われた大分県中学校総合体育大会軟式野球の佐伯市予選(同県中学校体育連盟主催)の決勝戦で、
同市立鶴谷中学校野球部の全員がすべての打席でバントをしてわざと負けていたことが九日、分かった。
同県中学校体育連盟の内規で、予選で市の代表になれば、
すでに獲得している全国少年軟式野球大会九州予選大会の出場権を放棄しなければならなかったのが理由。
同野球部は、選手や保護者らと話し合い、
悩んだ末の「苦渋の選択」だったとしている。
 関係者によると、鶴谷中は五月下旬の九州予選大会大分県予選で優勝した。そ
の直後、渡辺和彦監督らが「九州大会出場を優先するのか、中体連に出るのか」を協議。
全員一致で九州大会を選び、県中体連に出場辞退を申し出たが認められなかった。
このため、同野球部は「出場して負ける」作戦で、七日の県総体佐伯市予選に準決勝から出場。
全員が全打席でバントを重ねたが、盗塁もしたため勝ち、決勝戦にコマを進めてしまった。
そこで、決勝戦では、盗塁もやめたが、両チーム無得点のまま。
終回の守備ではいずれも敬遠の4四球を与え、0―1でサヨナラ負けした。事情を知らない観客席からのヤジに、
選手たちは「一番悔しかった」などと試合後の感想文につづっていた。
 渡辺監督は「せっかくつかんだ九州大会出場権を放棄してまで、
中体連の出場を強いる制度そのものがおかしい。
問題提起の意味も込めて、生徒たちと一緒に考えてやったことだ」と話している。 



見て吹いた(´ー`)y-~~