2000/06/11 (日) 02:37:04      [mirai]
色あせてきた肩の出たドレスが、私とあいつを結ぶ唯一の絆。
そして、その場所でただ一人待ち続ける私の意志。
こんなものが役に立つとは思わなかったけど、今の私にはすがるものがないと挫けてしまいそうだった。
あいつの心は私には向いていなかったかもしれない。
あいつの心にはいつだって他の事で占められていた。
私が入り込む余地なんて無いのかもしれない。
そう思う度に、ここで待ち続ける私の姿は、滑稽なもののように思えてしまい、頭を振ってそんなくらい考えを打ち払うのだ。