2000/06/22 (木) 14:32:57      [mirai]
 また次に、舎利弗、かの国には常に種種の奇妙雑色の鳥あり。白鵲・孔雀・鸚
鵡・舎利・迦陵頻伽・共命の鳥なり。このもろもろの衆鳥、昼夜六時に和雅の声
を出だす。その音、五根・五力・七菩提分・八聖道分、かくのごときらの法を演
暢す。その土の衆生、この声を聞き已りて、みなことごとく仏を念じ、法を念じ、
僧を念ず。舎利弗、汝、この鳥は実にこれ罪報の所生なりと謂うことなかれ。所
以は何ん。かの仏国土には三悪趣なければなり。舎利弗、その仏国土には、なお
三悪趣の名なし。何にいわんや実にこのもろもろの衆鳥あらんや。みなこれ阿弥
陀仏、法音をして宣流せしめんと欲して、変化して作したまうところなり。舎利
弗、かの仏国土には、微風、もろもろの宝の行樹および宝の羅網を吹き動かすに、
微妙の音を出だす。たとえば百千種の楽の同時に倶に作すがごとし。この音を聞
く者、みな自然に念仏・念法・念僧の心を生ず。舎利弗、その仏国土には、かく
のごときの功徳荘厳を成就せり。
 舎利弗、汝が意において云何。かの仏を何のゆえぞ阿弥陀と号する。舎利弗、
かの仏の光明、無量にして、十方の国を照らすに、障碍するところなし。このゆ
えに号して阿弥陀とす。また舎利弗、かの仏の寿命およびその人民も、無量無辺
阿僧祇劫なり、かるがゆえに阿弥陀と名づく。舎利弗、阿弥陀仏、成仏より已来、
いまに十劫なり。また舎利弗、かの仏に無量無辺の声聞の弟子あり、みな阿羅漢
なり。これ算数の能く知るところにあらず。もろもろの菩薩衆もまたまたかくの
ごとし。舎利弗、かの仏国土には、かくのごときの功徳荘厳を成就せり。