2000/06/24 (土) 10:43:15 ▼ ◇ [mirai]小学校入りたてのころ、京都に住んでいたときのことです。
幼なじみの近所のお兄ちゃんたちがいました。そのうちの一人、
A(中学生)が2軒分くらいの
敷地にぼろいビルみたいな家に住んでいました。とても変な家の作り
だったのですが、その隣に誰もすんでいない一階建ての家がありました。
反対側の数件となりにも誰も住んでいない家があり、毎日のように
しのびこんで遊んでいたのですが、その変な家の隣の廃屋にだけは
近づきませんでした。雨戸も閉めきっていて怖かったからです。
その家には小さな庭を丸ごと覆い隠すような大きな柿の木がありました。
Aの家にみんなが遊びにいったとき、Aの家を探検しようということになり
屋根裏やいろんな部屋を見てまわりました。
そのうちの誰かが、みんなを呼び集めて言いました。
「この窓からなら、柿がとれるんじゃないか?」
だれも柿など食べたくもなかったのですが、僕は柿をたべたことがない
と言うと、取ろう取ろうということになりました。みんないろんな
手段を使い取ろうと試みたのですが取れません。そのとき、Aが
一番小さかった僕に飛び移れと言ってきました。木は大きいのですが
湿っていて枝が細かったので怖かったのですが無理やり手すりから思いきっ
て
飛びつかされました。湿っていてしがみついたままドドドドっと下まで
落ちてしまいました。
頭を打って朦朧としながら起きあがると、みんなが驚いたようなかおをして窓からかおをのぞかせています。塀をのぼって道にようとしました。見上げると
みんながまだピクリともせず見ています。そのときはなんとも思いません
でした。ぼくらがイタズラをしているのを見つけて近所の親たちが怒りに
きました。そうするとAや他のみんなが大騒ぎして言っていました。
「人がいる!あの家、人がいる!」
聞けば、窓からその家を見下ろしていたら、その家の天窓から凄い形相を
した男がずっとAたちを見上げていたらしいです。