2000/06/25 (日) 04:40:18      [mirai]
今、本屋で買ってきて、ざっと目を通したのですが、書きたいことは殆ど書かれちゃってますね^^;

 とりあえず裏づけとして、
 麻枝氏が
 「真琴の努力を知っているのは自分だけだと思っていますが、実はそうじゃないかも」
 というのは、当然真琴と一緒にいたぴろのことを指しているのでしょうし、
 聞き手の方が
 「だから、途中で……。」
 と漏らしたのも後に続く言葉は、「いなくなった」というあたりでしょう。

 なぜ××に×××××いたのか、という節がちょっと分からずにぴろを当てはめていたのですが、成る程、「ひ
 とにあこがれて」と当てはめるとしっくりきますね。

 次の3文字の部分は、美汐しか当てはめられそうなものがないとはいえ、その後の解釈はあまりに意外で(旧
 ネタバレ掲示板でも、おそらく誰も考えなかったろうし)僕は思いついたあと少し首を捻ったのですが、そう仮定
 してみると
 「何故美汐は真琴を妖狐だと看過したのか」
 という問いに
 「真琴が美汐と出会った狐の容姿を受け継いでいたから」
 という答えが浮かび上がりますね。

 それで、一点だけ僕の解釈が少し違うのは、5文字の部分は「おかあさん」ではなく「おとうさん」ではないでし
 ょうか。
 ぴろが牡である事は作中にも出てきますし、美汐が自分と出会った妖孤と似た容姿を持つ真琴を、別の狐だと
 気付いたのも、性別が違うからでしょう(それでいて、他人(?)の空似というのにはあまりにも容姿だけでなく
 雰囲気も似ていたのでしょうね)。

 まあ、久々に面白い解釈に出会えただけでも(というか作者なんだから当たり前ですが)元は取れましたね。

 そういえば、麻枝シナリオは父親不在の傾向があると言う評論を何度か見かけたことがありますが、例外も存
 在していたということですね。