「今日は記念の日なんだからな。めでたい日なんだぞ」「あぅーっ・・・」 「今日から俺たちは、本当の家族なんだからな」「あぅーっ・・・」 「『恋はいつだって唐突だ』」「あぅーっ・・・」 「ずっと、いっしょにいような」「あぅーっ・・・」 「ほら、真琴も、ちりんちりんしてみな」「あぅーっ・・・」 「真琴ぉ…」 とすっ、とその腕が俺の手から地面に落ちて… ちりん… 最後の音をたてた。