「おっと、そうだったな。悪い悪い」「あぅーっ・・・」 「ちりんちりん、って弾くんだよ」「あぅーっ・・・」 「そうそう。今度は俺の番だな」「あぅーっ・・・」 「ほら、真琴も、ちりんちりんしてみな」「あぅーっ・・・」 「おまえが一番好きだった本だぞ」「あぅーっ・・・」 「真琴ぉ…」 とすっ、とその腕が俺の手から地面に落ちて… ちりん… 最後の音をたてた。