2000/06/27 (火) 06:16:12      [mirai]
[毎日新聞’98年3月9日] 

<中1生刺殺>刺した生徒の浦和少年鑑別所送致決める 浦和家裁 

 9日午前9時40分ごろ、埼玉県東松山市六反町、市立東中学校(野口信夫
校長、生徒数813人)から、1年生で同市柏崎、建設業、加藤須賀男さん
(53)の二男諒(まこと)君(13)が同学年の男子生徒(13)にナイフ
で刺されたと119番があった。加藤君は同県川越市内の病院に運ばれたが、
心臓付近を一突きされており、同11時46分、死亡した。刺した生徒は14
歳未満で刑事責任が問えないため、同県警少年課と松山署は、この生徒を触法
少年として補導。児童福祉法に基づき、同県川越児童相談所に身柄を送った。
同相談所から身柄を受けた浦和家裁は同日夜、観護措置による浦和少年鑑別所
送致を決めた。 

 同県警などの調べでは、2人は別々のクラスの生徒。1時限目の授業が終わっ
た同9時35分ごろ、刺した生徒は、自分の教室に来た加藤君と口論となり、い
きなり折りたたみ式ナイフ(全長18センチ、刃体8センチ)を取り出して刺
した。加藤君はベランダ沿いに約20メートル離れた自分の教室に逃げたとこ
ろで倒れ、保健室に運ばれたが、すでに意識不明の重体だった。同県警は10
日、遺体を司法解剖し、詳しい死因を調べる。 

 学校関係者らによると、2人は以前から仲が悪く、この日も、登校途中に出
会った際にトラブルとなった。このため、1時限目が始まる直前、加藤君は同
じクラスの仲間5人と一緒に、この生徒の教室に行ったが、授業開始のチャイ
ムが鳴ったため、その場はいったん、収まった。授業後、加藤君ら6人は再び
教室に行き、言い争いになったという。 

 刺した生徒は県警の事情聴取に対し、「昨年暮れごろから、(相手が)机を
けったりするので我慢できなくなった。いつか仕返ししてやろうと思っていた」
などと供述。凶器のナイフは昨年11月ごろ、市内の店で買い、先週ごろから
校内に持ち込んでいたという。

 一方、加藤君のクラス仲間の一人は「(刺した生徒に)廊下ですれ違ったり
した時に、殴られたり、けられたりした」「2週間くらい前から6人組で仕返
ししようということになった」と話しており、県警は事件の背景などについて
慎重に調べている。 




東松山いぇーいヽ(;´ー`)ノ