『チキン君への手紙』

　やぁ、チキン君いらっしゃい、よくこんなアホなページに来てくれたね。昨年の
１１月にすばらしいメールをくれて有り難う。私がそれを見たのはラリー観戦にイ
ギリスに出かけていてくそ重てぇトランクを転がして成田空港から会社に直行した
ときだよ。どうも私は君に嫌われているようだね。オフ会で私と会った時、傲慢な
性格を持つであろう君によると、私という男はつまらないギャグと蘊蓄をマシンガ
ントークで話すどうしようもないヤツらしいね。こんなことを言われるのは正直は
じめてではないよ。君はオフ会での私の行動を分析したようだけど、私がその他の
オフ参加者に蘊蓄ってヤツをタレるときはみんなお情けで聞いているんだってね。
そうなんだ、申し訳ないけど私は傲慢で人に難癖付けたがる君みたいに人の顔色伺
いながら話をする事ができるほどアタマの出来がよくないんだよ。申し訳なかった
ねぇ。ついでに君は私の吐く息が臭いらしいけど、私は酒もタバコもやらないし口
臭だって気をつけているつもりなんだよ。きっと君は野良犬のような鼻の持ち主な
んだね、感心するよ。
　別に君如きチキン君に嫌われても別にかまわないのだけどさ、君は私より５歳は
若いはずなのに一度だけしかあったことのない人間をすぐに分析できてしまうとは
実にいやらしい能力の持ち主だね。私なんて３０になっても一度だけ出会った人の
性格なんてすぐに解析できないよ。いや、たいていの人がそうなんぢゃないかな？
　きっと君はその能力をもって君の住む社会で存分に活用しているのだろうね。人
を傷つけたり怒らせたり落ち込ませたりする能力、でも君は有能、というより神の
ような男だから関係ないのかな。だってすぐに私という人間の性格を理解している
からね。普通の人はこんなことできないよ


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こいつの気持ちよくわかる。