投稿者:おふう 2000/07/15 (土) 03:41:36      [mirai]
しばらくして、一番上の姉が帰ってきた。
 耕一より三つ年上の中学生で、きれいで優しそうな女の人だった。
 頭をなでられ、優しく微笑まれたとき、耕一はドキドキし、息苦しくなり、思わずその手を払いのけてしまった。
 そして、逃げるように奥へ引っ込んだ。
 生意気ざかりの耕一は、子供扱いされるのがたまらなく嫌だった。
 そして、高鳴る鼓動を気付かれたくもなかった。