昭吾へ 人の生き方にはいろいろある。おまえも大きくなった。 自分の道をすすむのもいい。だが、小さい頃運動会で二人三きゃくで歩いたろ。 あのときのことが おとうさんにはわすれられないのだよ。 昭吾、人生は一人じゃない。二人三きゃくではしらねばらんんこともある。 あとがき 不良である昭吾とその父は、昭吾の悪さのために爆発事故に遭う。 父は死亡。昭吾は助かる。昭吾の左足には父の骨がたくさん移植されていること を聞かされる。昭吾は泣きながらこれから父との二人三脚だということに気づく。 大人になった昭吾と父が二人三脚で走ってゆく。