つんぼ‐さじき【聾桟敷】 (1)江戸時代の劇場で、正面二階桟敷の最後方の席。 現在の三階および立見席に当る所で、役者のせりふ がよく聞えない観客席。見巧者(ミゴウシヤ)が多く集ま るので俳優には重視され、「大向う」といわれる。 (2)転じて、いろいろな事情を知らされない状態。