2000/07/24 (月) 04:44:14      [mirai]
「もう、謝るくらいなら、最初から言わなければ良いのに」
彼女は人差し指でちょこんと俺の頬を小突いた。
イヤ、小突こうとしたと言った方がいいだろう。
その瞬間、イヤな予感に捕らわれたオレはとっさに身を引いていた。

バキ!

俺の横の壁に千鶴さんの指が突き刺さっている。
千鶴さんと眼があった。
「……」
「…てへ」
そのときの千鶴さんの微笑みは…恐ろしかった。