それはなんていうか、ひとつ何かが違っていればここには至っていなかった、 という奇妙な感覚だ。 これまでにも無数の分岐点があり、ここには至らない可能性が かなりの確率であったはずなのに、ここに至っている。 まあ裏を返せば、どこかには至るのだから、 その時々でそんなことを思うのかも知れないが、 それでも自分の人生として考えてみると、 やはりこの巡り合わせは特別不思議だったりする。