えた 穣多 中世以降、牛馬の死体処理や皮革業、食肉関係に携わった 身分の卑しい者の賎称のひとつ。近世、非人と共に四民 (士農工商〉の下に置かれ居住地や職業などを制限され差別 を受けてきた者。明治四年の解放令で呼称は廃止され平民 に編入されたがその後も新平民と呼ぱれ現代に至るまで、 必要性に応じ差別されている。 現代も穣多の職業は穢れの多い特殊性を帯びている。 穢多及び非人に多く見受けられる職業 畜産、食肉関係(屠殺 解体など) 靴及び履物関係(製造、販売など) 皮革、毛皮開係(革剥ぎ、革なめし、草あらいなど) 葬犠屋 花屋 土建、建設関係 環境衛生 業務用、家庭用ごみ回収 生ゴミ回収 糞尿汲 み取り 汚物回収処理業(病院、産婦人科病院など) 残飯回収、(養豚、養鶏用飼料) 古紙回収及び廃品回収業 庭師 造園業 やくざ など