米国、日本に対する捕鯨中止圧力を一段と強める（ロイター）


　［ワシントン　３１日　ロイター］　複数の米当局者は、日本が捕鯨中止を
拒否すれば、米国は制裁による報復に踏み切るとの可能性を示した。 
　クリントン大統領やブレア英首相、環境保護団体の反対にもかかわらず、日
本は、米国の法律では保護されているニタリクジラやマッコウクジラなどの捕
鯨枠を拡大することを明らかにした。 
　日本が捕鯨枠の拡大を進めた場合、米国には他の選択肢もあるものの、日本
製品に対する広範な制裁を課す可能性があると米当局者は語った。 
　クローリー米大統領副報道官は、「日本が（捕鯨枠拡大）を実施し、われわ
れがこれに対応すると予測することは時期早尚だ」と語った。 
　日本は１９８６年、国際的モラトリアムに沿って商業捕鯨を中止したが、８
７年以降、調査捕鯨を続けてきた。 

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