そして、為すすべもないコックピットの目の前に 秩父、奥多摩の尾根が次々に迫ってきます 機長・おい、山だぞ ターンライト!山だ! 副操縦士・はい 機長・コントロールとれ! このころ機体は風に煽られ、左右にブレはじめる 副操縦士・ライトターンですね 機長・山にぶつかるぞ レフトターン! 今度はレフトターン! (パネルを叩く音) 副操縦士・ききません! 機長・あたま(機首)下げろ! 山に行くぞ! 副操縦士・はい 別の警報音が鳴り始める 機長・あーだめだ ストール(失速) ガリガリ・・・・ ガリガリという音は墜落を警告する操縦桿の振動音 副操縦士・スピードが出てます 機長・どーんといこうや!