2000/08/17 (木) 23:30:59 ▼ ◇ [mirai] 昨年1年間の自殺者は3万3048人で、過去最悪とな
ったことが17日、警察庁の全国集計で明らかになった。
7割を男性が占め、4、50代が全体の4割に達し、原因
では経済・生活問題が健康問題に次いで3割を占めた。
長引く不況下で負債や事業不振、リストラなどが中高年
を自殺に追い込んでいるようだ。集計によると、昨年の
自殺者は一昨年より185人(0.6%)増えた。男性は2
万3512人で71.1%だった。
年齢別にみると、60歳以上が1万1123人で全体の3
3.7%。50代が8288人で25.1%、40代が5363
人で16.2%となり、4、50代を合わせると41.3%を
占めた。
職業別では、無職が1万5467人(46.8%)で最も多
かった。次いで企業などで働いている人が7890人(2
3.9%)、自営業が4280人(13%)で、主婦は2681
人(8.1%)だった。
自殺の原因は、健康問題が3795人で依然として最
多の41.2%を占めたが、前年よりも14人(0.4%)減
った。これに対し、経済・生活問題は2779人で30.
2%だが、前年より337人(13.8%)も増えている。
経済・生活問題の内訳をみると、負債が3325人で最
も多く、事業不振(1126人)、生活苦(916人)の順。
失業・リストラは596人、就職失敗は168人で、いずれ
も前年より増加している。
自殺者の人数は警察庁が統計を取り始めた1978年
以降、2万人台で推移した。97年は2万4391人だった
が、98年に3万2863人に急増していた。