2000/08/18 (金) 21:48:06      [mirai]
ただひとり、部屋の空間にいた
腐った街のノイズを背中で聞いていた
逃げ出したくて心を掻きむしっても
ただ焦り、追い詰められるだけだった
自分の弱さをさらけ出す訳にはいかず
ただ強く生きたいと願った
人を傷つける度に生きる怖さを知った

縋り付きたくてお前の言葉に耳を傾けた
わかってもらいたくて自分を主張した
すれ違いの中で泣くのはたやすい事
憤りの中で今夜も酒にかじりつく

指先からゆっくりグラスが落ちる
砕けた破片をいつまでも見つめていた
立ち込める匂いに身をゆだねた
なおさら辛くて俺は目を閉じた

堕ちていく意識の中で
目に浮かぶ光景は何なのだろう
どん底に辿りついた時
魂は何を欲しがるのだろう

空が割れ、風が捻れる
叫び声がこだまし、女が歌う
人々は鏡の中に逃げこみ
夜を待つ……そんな夢を見た……