【栞】「いいお天気になって良かったですね」 【栞】「きっと、私の日頃の行いのせいですよね」 【祐一】「だからこんなに寒いのか」 【栞】「わー、祐一さんがひどいこと言ってますー」 白い肌の少女が、頬を膨らませて非難の声を上げる。 【祐一】「それにしても、何時から待ってたんだ? まだ約束の時間までは30分以上あるだろ?」 【栞】「ええっと…」 【栞】「確か、ここに来たのは10時くらいだったと思います」 【祐一】「それは、早すぎ」 【栞】「あはは…やっぱりちょっとだけ早かったですよね」 【祐一】「ちょっとじゃないぞ」 【栞】「でも、私は待つことは嫌いではないです」 【祐一】「変なやつだな」 【栞】「わー、一言で片づけないでくださいー」 【祐一】「普通、待つのが好きなやつなんかいないぞ」 【栞】「そうですね…」 【栞】「でも…待つことさえできなかった人だっているんですよ」 【祐一】「どういう意味だ?」 【栞】「意味なんてないですよ」 【栞】「何となく格好良かったので言ってみただけです」