【あゆ】「それでは、ボクの最後のお願いですっ」 【あゆ】「…祐一君…」 【あゆ】「…ボクのこと…」 【あゆ】「…ボクのこと、忘れてください…」 【あゆ】「ボクなんて、最初からいなかったんだって…」 【あゆ】「そう…思ってください…」 悲痛な笑顔が崩れていた。 溢れる涙が、頬を伝って流れ落ちる。 【あゆ】「ボクのこと…うぐぅ…忘…れて…」 【祐一】「本当に…それでいいのか?」 【祐一】「本当にあゆの願いは俺に忘れてもらうことなのか?」 【あゆ】「だって…」 【あゆ】「ボク…もうお願いなんてないもんっ」 【あゆ】「…本当は、もう二度と食べられないはずだった、たい焼き…」 【あゆ】「いっぱい食べられたもん…」 【あゆ】「だから…」 【あゆ】「だか…ら…」 【あゆ】「ボクのこと、忘れてください」 【あゆ】「…祐一…君…?」 あゆの持っていたリュックが、雪の上に落ちる。 (ρ_;)