2000/08/23 (水) 21:52:17 ▼ ◇ [mirai]今でこそ社会現象にまでなっている大ブームだが、庵野やガイナックスが最初に
「エヴァンゲリオン」を業界に売り込みにまわった時には、実はどの会社も相手にしてな
かった事実を知る人も今では少ないだろうな(笑)。TV放映が始まる一年近くも前の頃だ。
確か企画が持ち上がった時に6話(クイック・ジャパン誌では「7話まで作り溜めしていた」
と庵野が語っていたようだが)まで作って各方面をあたったのだが、どの会社も相手にして
くれない(笑)。バンダイも「オネアミスの翼」の大失敗という過去の実績からもう相手にして
くれない(笑)。TV東京のプロデューサーとのコネはあったのだがスポンサーがつかなくては
どうしようもない。路頭に迷う彼らを暫くして後、拾ってやったのが角川書店である。
その角川にしても、かろうじて拾ってやったというのが正直な所で、予算については今迄
同社がやっていたアニメ(「天地無用」など)と同レベル以上を出すつもりは無いとハッキリ
突っぱねた。これはアニメ業界に昔から続いてる慣習のようなもので、例えそのアニメが
大ヒットを飛ばしても、予算を増やしてくれるなどの処置をしてくれるようなスポンサーは、
現在存在しない。そもそもアニメを作る際には資金繰りだけでなく、下請けのアニメスタジオ
からの人材確保などを、半年~一年以上前から準備しておかなければならず、急に人を
増やしたいとなっても簡単に増やす事は出来ないのだ。多くの下請会社は複数のアニメに
関っているし、予定もビッシリ詰まっている。早急に用意できるのは、せいぜい外注の
韓国人スタッフ位のものだ。
関節的にこれらの状況が後になって彼らの首を締める事になる。
・エヴァ破綻の真相 放映開始~中盤までの裏事情
しかしニュータイプ誌のインタビューは笑わせて頂いた。芸大の中退程度の頭の人間が
構造主義も語れずに記号論をふりかざすのも馬鹿っぽくて面白いけどな(笑)
おそらくセラムンの幾原(幾原邦彦、庵野とは仲良し)が劇場版のLDで知ったかぶり一人
よがりの講義をやってたのをカッコイイと思って真似したんだろうけど。
話を戻そう。最終回放映直後、パソコン通信などでは「第20話(心のかたちひとのかたち)
の件でPTAから苦情