2000/08/26 (土) 03:31:43 ▼ ◇ [mirai]少年院にもITの波 法務省が少年たちにPC貸与計画
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少年院に収容された少年たちと教官との間で電子メールのやりとりができるよう、法務省は
少年1人ひとりにパソコンを貸与する計画を進めている。少年と教官のパソコンをLANで結んで
いつでも悩みなどを相談できるようにするほか、教材用ソフトを使って自分で学習できるようにする。
重大事件が相次ぐ中、少年院に送致された子どもたちには人とのコミュニケーションを苦手とする
ケースが増えており、意思疎通を図るきっかけの1つにしたいという。
まず少年院2カ所に約40台ずつ設置するため、法務省は来年度予算の概算要求で、
「日本新生特別枠」として関連経費約4200万円を盛り込んだ。
法務省によると、全国53カ所の少年院施設には、14歳から25歳までの約4600人が収容
されている。院内の寮で集団生活を送りながら、授業や職業指導、クラブ活動などをしている。
現在は、それぞれの教官が数人の「担任」となり、数日から2週間に1回程度個別に面接している。
しかし、現場の教官たちからは「人とかかわりたがらない子が多い」「自分のからに閉じこもり、
本当の気持ちを引き出すのに非常に時間がかかる」という声が上がっている。
皆で掃除当番や食事当番をするのを嫌がり、「頭が痛い」などと訴えて、4人の大部屋ではな
くトイレも設置された「完全個室」を希望するケースが少なくないという。(03:05)