世代世代に師と云われ 神のみ言葉を伝えつづけ すでに現身(うつしみ)から消え去った聖者たちの 潔(きよ)く輝かな心の日記を 私は星の光のようになつかしみ 今更師と云われることの厳しさを噛みしめる 一人一人が背負っている 宿業と云う十字架を キリスト(神)の十字架に代えようとする 私の仕事は生やさしいものではないことが年毎にはっきりしてきたが 私は明るく微笑しながら 人々の運命(さだめ)の波をみつめては 肉身を霊身に代え 柏手を打ち印を結び 空即是色を行じ 神の光明を人々に伝え 此の世の汚れた波を洗い浄める 絶え間なき業生(カルマ)の波状攻撃は 暗黒のしぶきを立てて今も私に迫り 人々を光の国から連れ出そうとする 昨日も今日も亦明日も 私は宿業の十字架を金色の十字架に変貌させようと 衆生救済の浄めをつづける