白く途切れた夢の切れ端を捕まえて少年は走る 手を離したらどこまでも飛ぶ風の音に消えてゆく 一つだけの想いを飛ばして まぶたの裏に描き始めた絵は霞んで掌で擦っても いつか見えた優しさはもう無い 一人踏み出す足だけ見てる 朝には消えたあの歌声をいつまでも聴いてた