─果てしなく青い、この空の下で─ Nikoensis~追想~ 浅い夢に 映る 忘れかけた まほろば やるせない 仕草と 頬に伝う 雫 月の下に 浮かぶ 白い羽の ように 振り返る 瞳は ただ優しく 閉じて・・・ 寂しげに 笑う横顔と あどけなく 笑うあの人と いつまでも 変わらない風景を 私は歩いている 間 奏 いとおしく さしのべる指は 消えゆく その切なさを追って 果てしなく 広い青空を 見上げて 立ちつくしていた やがて 雪は静かに舞い降り 罪と夢を 覆い尽くす