それはあの12/24. 当時受験生だった私は、特急電車で一時間以上掛かる彼の家に行くことはできす、 夜を待って電話をかけた。 今夜が、二人のための特別な聖夜にならんことを… 「ねえ、今日、一緒に居たかったね…」 「ああ、やはりあれは…君にも見せなくてはいけなかった」 「…は??」 「今日ウテナ最終回だった…衝撃的、だった…」 そして彼は、ウテナの素晴らしさをとくとくと語った。 私はその声にうっとりと聞きほれた。内容はともかく。