> もう一度人生をやり直したい プラトンのイデアに由来し、感覚世界の個物の原型である非物体的な永遠の真実在。 中世哲学でも神の精神の中にある個物の原型という意味を持ったが、 近世、デカルトやイギリス経験論では人間の心的内容たる観念(アイディア)の意味に転化した。 他方、カントは世界・神・霊魂など経験を超えた対象を先験的理念または純粋理性概念と呼び、 理論的認識の対象とはならないが認識の限界や目標を定める規制的原理としての意義を認めた。 その後ヘーゲルは再び理念を絶対的な実在を意味するものとし、 その弁証法的自己発展によって自然・精神の世界が成立するとした。 最近では決断や解釈の目的として脱存在論的に考えられる。 参考:2000/09/22(金)01時02分12秒