往人の人生の目的は達せられないだろう。 観鈴もきっと、頑張っても寂しいままで、 翼人の記憶(?)は次の世代にも受け継がれて、 神無も空に捕らわれたままだろう。 それでも、あのエンドには希望がある。 憧れを追う者の気高い姿がある。 「きっとうまくいくさ」と心から祈り、 安心して見ていられるエンド、いやリスタートなんです。 (オフィシャルが無い以上) どこの馬の骨かもわからん小僧に、 「彼らには過酷な日々を」 なんて呪いの言葉を吐かれるくらいなら、(失礼!) 僕は笑って歩き出す。 観鈴が懸命に握った(?)弁当を手に。 彼女の「よーい、どん」を合図にして。