長い時間が経ったんだ。 いろいろな人と出会って、いろいろな日々に生きたんだ。 ぼくはあれから強くなったし、泣いてばかりじゃなくなった。 消えていなくなるまでの4ヶ月の間、それに抗うようにして、 ぼくはいろんな出会いをした。 乙女を夢見ては失敗ばかりの女の子。 光を失っても笑顔を失わなかった先輩。 ただ一途になにかを待ち続けているクラスメイト。 言葉なんか喋れなくても精一杯気持ちを伝える後輩。 駆け抜けるような4ヶ月だった。 そしてぼくは、幸せだったんだ。