うあーーーん… うあーーーーーーーんっ! 泣き声が聞こえる。 誰のだ…? ぼくじゃない…。 そう、いつものとおり、みさおの奴だ。 「うあーーーーん、うあーーーんっ!」 「うー…ごめんな、みさお」 「うぐっ…うん、わかった…」 よしよし、と頭を撫でる。 「いい子だな、みさおは」 「うんっ」 ぼくは、そんな幸せだった時にずっといたい。 それだけだ…。