今から約2億5000万年前の古生代末期の二畳紀から中生代初期の三畳紀 にかけては、海中に生息していた生物種の90㌫以上が絶滅したことが 知られている。中国アカデミー南京地質・古生物研究所のジン博士と アメリカ国立自然史博物館のアーウィン博士らの研究グループは、中国 南部の二畳紀と三畳紀の境界層で海に生息していた生物種の絶滅状態 を詳しくしらべた。 調べた生物種は、プランクトン種である有孔虫、放散虫、フズリナや コケムシ類やわん足類など333種162層であった。 調査の結果、これらの大部分が絶滅していたことが確認された。 また、炭素同位体比の値も海に住む生物の大量絶滅を示している。 では生物絶滅の原因はなんであったのか?シベリアで大規模な活動 をした玄武岩火山群の爆発による地球環境の大異変を博士らは考えて いるが、同時に二畳紀~三畳紀境界期の大隕石の衝突の可能性も 否定していない。ヽ(´ー`)ノ