「八つ切り」「コマ切れ」から、「バラバラ」という表現になったのは、1932年(昭和7年)3月7日、東京・寺島でバラバラになっ
た遺体が発見された、「玉の井バラバラ殺人事件」(詳しくは、「玉の井バラバラ殺人事件」の項、参照)からで、『東京朝日新
聞』が初めて、この表現を用いている。いかにも、斬新で単純明快だった。
「バラバラ」にする理由として、持ち運びに便利だから、収納の場所を取らないから、憎悪のあまり、被害者の身元が判りにくく
なるから(実際は、むしろ、逆に判りやすくなってしまうケースも多い)、そうすることで興奮するから、嗜食するため・・・。