1)どんな病気か
一般的には幻覚妄想の病として知られていますが、
むしろ、思考や感情がまとまりを失いかけていく
過程と考えられています。
発症頻度は軽いものを含めれば約100人に一人
といわれていますが、その原因は不明です。
ある程度の遺伝的な要素も言われていますが、
それだけが全てではありません。
またストレスや成長期の子育てが原因と言えるほど
単純な病気でもありません。
発病は思春期に多く、この年代は誰でも多かれ少なかれ
心が不安定になったりするので早期発見が案外と難しい
ものです。
{症状}
・発病初期は病的不安や猜疑心、幻聴・被害妄想・自分自身
と会話する等の行動が目立ち、粗暴な行為をすることも
あります。
・やがて「いかにもおかしい」といった症状はおさまって、
覇気がない、不自然でぎこちない、柔軟性に乏しい不器用 な生き方をしがちになります。