投稿者: 2000/10/08 (日) 00:03:50 ▼ ◇ [mirai](10/4)
先輩話・高校編
今日から日記にタイトルをつけることにしました。
そして今日はちょっと性格の悪い日記です。
高校の時、おいらは、超弩級のデブの先輩に気に入られてしまった。
365度どこからみても女性に好かれる要素を欠いた人だったんだけれども、
『俺は昔、将来を誓い合った女がいて、しかしそいつは病で死んだ。これはそのときつけたキズだ』とか言っては、
手首の白い傷跡を見せてくれたりした。
僕は、何が嫌いって、手首に傷をつける奴が一番嫌いだ。
しかも、人に見せびらかせて自慢するなど、寒気すらすんだけど。
その先輩、常識もなくて、真夜中に電話がかけてきては、
『俺、今日、満員電車で女子高生に囲まれてさ。
俺のこと見てるんだよ。
わざわざ近寄ってきてだよ?
なんかさ、これって、どうなんだろうな』
なんてほざいたりして。
『あー先輩、きっとそれ好かれてますよ。うらやましいなぁ、先輩、もてて』
なんて、痒いところを掻いてあげていたおいらもおいらなんだけれども。
『ハラサワはダメだよ、お前は、女を寄せ付ける色気ってモンがない。
まだまだこれからなんだろうな。
俺ってさ、そういうのあるってよく言われるんだけど、ハラサワもそう思うだろう?』
なんて恩を仇でかえされて。
よくあんなのとつるんでたな。
つるみたくなかったけど、
電話を毎日かけてくるんだよう。
それで、先輩と、先輩の友達と、おいらの三人で渋川駅を歩いていたとき、
不良にからまれて。
先輩、常々、
『俺はたぶん、群馬で三本の指にはいるくらい強い。この前も、5人に囲まれたけれども、簡単にのした。』
とか言ってたりしたから、おいらは冗談半分で、『先輩、やっちゃってくださいよ』なんて言ったりして。
そしたら先輩、おいらを前に出して震えたりして。
マンガかお前は!!
いや、ホントの話ですがな。
そんで、結局、先輩のその態度が不良の嗜虐魂を刺激したらしく、集中砲火。
不良達が、『なんで逃げるの~』とか追いかけてきて、
先輩は、ヒヤヤ~とか声を出して逃げ回って。
結局、駅の駐輪場でつかまった先輩は、軽く二三発こずかれて。
先輩いわく、
『あんたたちつえ~よ~』
お前が強かったんちゃうんかい!!
以来、その先輩とは会ってませんけど、
不幸自慢と、被愛妄想と、嘘の固まりみたいな人でしたね。
やですね、そういう奴って。
最低ですよね
最低だ…