投稿者:   2000/10/11 (水) 20:13:41      [mirai]
ナイキストの定理はサンプリング上限がサンプリング周波数の1/2 
だと言っているが、それはその周波数までの再現性が保証されている 
という意味ではないぞよ。 

想像して見よ。 
たとえば44.1khzサンプリングで22.05khzの音を記録しようとしたとする。 
実際に正しい振幅で記録できるのは「サンプリングのタイミング」と 
「記録しようとした22.05khz音の位相」が完全に一致したときだけだ。 
位相がずれるに従って記録される振幅は小さくなり、 
90°ずれれば振幅 0(無音)になってしまう。 
また、fs/2(=22.05khz)に近い音、たとえば20.0khzではその差2.05khzがウナリとなる。 

こうした、原音との無視し難い差は可聴領域にまでダラダラと広がっている。 
サンプリング周波数:記録周波数比は、数学的には2倍で足りても 
再生系ではだいたい12倍程度ないと正確再現できないと言う報告もある。 
15khzまでの音のピークを97%の確率で捕まえるには192khz程度の 
サンプリング周波数が必要だという。 
http://www.nogrunge.com/techinfo/engstudy/engstudy9.htm 

というわけで最近ではDVDオーディオでは192khzだったり、 
SONYのスーパーCDなんかメガヘルツだったりするわけです。 

原音とサンプリング再生音との差が、人間には感じられないハズでありながら 
実際感じられる理由を説明しようと 
「可聴領域以上の音は可聴領域にある音に影響する」とか、 
「可聴領域以上は耳で聞こえなくてもどこかで感じる」とか、 
なんとも感覚的な言葉が横行しておりますが、 
上記のよーな説明でちょっとはスッキリ理解できた気になれるんではなかろか。 

もっと詳しい人~、 
上記述内に間違いを見つけ次第、指摘・訂正きぼ~ン