とても幸せだった… それが日常である事を、時々忘れてしまうほどだった。 そして、ふと感謝する。 ありがとう、と。 そんな幸せな日常に。 水溜りを書けぬけ、そのはねた泥が体につくことだって、それは幸せのかけらの一部だった。 永遠に続くと思っていた。 ずっと水溜りで跳ね回っていられると思っていた。 でも壊れるのは一瞬だった。 永遠なんて、なかったんだ。 知らなかった。そんな、悲しい事を知らなかった。 知らなかったんだ…。 『日曜討論』