>  投稿者:   2000/10/14 (土) 21:45:17      [mirai]
「…俺は、反対だな」


「え?す、住井君…?」


「聖教分離…もとい、政教分離は民主主義の大前提だ。悪いが俺は下ろさせてもらうぞ」
「よく言ったわ。池田大作なんかに政権とらせるなんてもってのほかよ。どんな政策とらされるか分かったもんじゃないわ」
「写真集買わされたりとかなぁ」
「地域振興券も、たいして効果ありませんでしたし」
「だいたい自公連立って、あんたら最近まで対立してたじゃないの」

『昔のことは忘れたの』
「いまは仲良しなんだよ。日本は神の国だもんね」

「え?」
「な、長森さんいまなんて…?」

「はっ!…し、知らないもんっ!神の国なんてひとっことも…」

「やっぱり」
「…これは大失言ですね…」
「主権在民の原則を無視した暴言だ」

「違うもんっ!違うもんっ!そういう意味じゃないもんっ!…教育勅語にもいいことはかいてあるから…つい…」

「弁解はしても撤回はなしか…」
「政治理念を疑われますね…」
『正直、ついていけないの』

「う~、違うもん…」

「みんな楽しそうだね」
「みさき、この雰囲気のどこが『楽しい』のよ」

「あ、みさき先輩」
「ちょうどよかったわ。実はいま長森さんが問題発言をかくかくしかじか…」

「う~ん、それは感心しないね」
「一国の元首としての自覚が足りないのよ」

「うう…」

「そういえば、先輩方はどこの指示を?」
『もちろん公明党なの』
「まさか。共産党よ」
「…きっと、自由党です…」

「あはは、わたしたちはずっと新党さきがけ支持だよ。ね、雪ちゃん?」
「え?………みさき…まだ…あんた…」
「そんな!じゃあ雪ちゃん…まさか…」
「…みさき、落ち着いて聞いてね。新党さきがけはもう…」

「とっくに解散したぞ」
『かなり前なの』
「武村さんも大変ですね…」


「…そんな…」
「だから、あたしは社会党に…」
「雪ちゃんのバカっ!たった1度や2度の解散でタケちゃんを見捨てるなんてっ!」
「…そういったって…」

「YMOじゃあるまいし、政党の再結成もないだろう」
『社会党も時間の問題なの』

「うう…みんなひどいよ…」


「あらら、みさき先輩泣いちゃった……って、ぎゃあああ」

「みゅ~♪」

参考:2000/10/14(土)21時44分12秒