投稿者:  2000/10/14 (土) 23:53:39      [mirai]
[ 大学生向け教訓話 ]

気持ちよく晴れた日、ウサギがぴょんぴょんして遊んでいると、こわいキツネが
現れました。
「へっへっへ。お前を食ってやるぜ」
「きゃー、キツネさん。私いま卒論書いてるの。せめてそれが終わるまで待って」
「どんな卒論だ?」
「タイトルは『動物界におけるキツネとオオカミに対するウサギの勝利』」
「バカかお前!キツネの方が強いに決まってる。今すぐ食うぞ!!」
「きゃー、待って。じゃあキツネさん、うちに来てください。私を食べる前に卒論
を読んでみて」
「読んだらすぐ食ってやるからな!」
こうしてキツネはウサギの家に行きました。が、二度と外に出てくることはありま
せんでした。

数日後、またウサギがぴょんぴょんしていると、オオカミが現れました。
「ひっひっひ。うまそうなウサギだ。食ってやる」
「きゃー、オオカミさん待って。私いま卒論書いてるの。タイトルは『動物界にお
けるキツネとオオカミに対するウサギの勝利』。私を食べる前にうちで卒論を読ん
でみて」
こうしてオオカミもウサギの家に行きました。が、二度と外に出てくることはあり
ませんでした。

数日後、またウサギがぴょんぴょんしていると、仲間のウサギが現れました。
「楽しそうだね」
「うふふ。やっと卒論が終わったの。うちに来て読んでみてくれる?」
「うん」
こうして2人でウサギの家に行くと、部屋の右側にはキツネの骨の山、左側にはオ
オカミの骨の山。

そして中央には、お腹いっぱいになったライオンが座っていました。

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この話の教訓:

卒論のタイトルは重要ではない
卒論のテーマも重要ではない
卒論の研究内容も全然重要ではない

重要なのは指導教官が誰かということ