投稿者:   2000/10/23 (月) 01:30:02      [mirai]
夕飯のテーブルには、梓と耕一が釣ったヤマメの塩焼きがならんだ。
 それは、耕一がいままで食べたどんな魚よりもおいしいものだった。
 その夜、耕一は都会でひとり留守番している母親に電話した。
 そして、今日体験した出来事を思い出し、ふたたび興奮しながら、熱く語って聞かせたのだった。